【2025年最新版】三重の秘境「オハイ」完全ガイド|徒歩と船見え方も解説

三重にあるオハイってどんなとこ?
歩きで行くと何時間かかるんだろう….
船でも行けるって聞いたけど料金やどこから乗るかなど詳細が知りたい
この記事では、こんな疑問にお答えします。

この記事を執筆する僕は、過去にオハイに行ったことがあります。
結論、天候次第で見え方がだいぶ変わります。

オハイとは?

三重県尾鷲市九鬼町のリアス式海岸の断崖絶壁に位置する秘境スポット。
エメラルドグリーンに輝く透明度の高い海は「オハイブルー」として知られ、海が青くなりSNS映えするスポットで話題となっています。
行き方/アクセス(徒歩 vs 船で比較)

三重県オハイの場所は下記の通り
三重県九鬼町までは車・バス・電車で行くことができます。
九鬼町からオハイまでの行き方は下記の2つ
- 徒歩で行く
- 船で行く
それぞれ詳しく説明して行きます
徒歩(登山)で行く場合
駐車場はどこ?

車は旧九鬼中学校(コミュニティセンター)前の無料駐車場に停めます。
・九鬼中学校駐車場をGoogle MAPで見る
満車の場合は九鬼駅の裏手に観光客用の臨時駐車場があります。
・九鬼駅駐車場をGoogle MAPで見る
ルートと所要時間
オハイの所要時間
片道90分〜120分
往復すると4〜5時間かかります

オハイまでのルートは下記の通り。意外と道を間違える人が多いので細かく書きます。
海沿いの道沿いを10分程度歩いて行きます。
この時点で海の綺麗さを感じれます!
道路の突き当たりに写真のようなトイレが見えてきます。この先は一つもトイレがないので必ず行っておきましょう。
また、この先には飲み物を買える場所もないので近くの郵便局前の自動販売機で買っておくことをおすすめします。

上記で紹介したトイレの手前に細い路地があるのでそこから入って行きます。

案内板ちっちゃいです!!

路地で分かれ道が多かったです。案内板がないところは真っ直ぐ進みましょう。
途中に学校のすぐ横を通ります。

階段を登り終わったらついに山に突入して行きます。
この先細かったり足場が悪い場所があるので注意して進みましょう。
途中のベンチがある休憩ポイントです。下の方に海が見えて登ってきた高さに驚くでしょう!

ここからオハイまでは40分ほどです。
やっと終わりが見えてくる最後の分岐点です。残り20分!!
ここから足場が一気に悪くなってくるので注意が必要です。

森を抜けて岩肌を歩きます。目の前は180°全部海で景色が最高です!
岩肌を50mほど下ってから右方向に進んでください!岩肌をすぐに右方向に行くと崖になっています。

このように徒歩で行く場合は山道を歩くので完全に登山です。そんなの無理!!そんな方は下記で紹介する船で行くルートを見てみてください!
なお、船で行く場合は上陸しないので上のような写真が撮れるのは徒歩で行った人のみです。特別感が違いますよね!
船(オハイクルージング)で行く場合
料金・所要時間
料金は1回:平日2万4千円
休日2万8千円
所要時間:1時間半
なお、1回で行ける人数は六人まで
出航時間は決まっていません。
※下記の予約方法から相談して決めてください
予約方法
予約するには、まず電話しなければいけません。
ネットでも予約できますが電話してからしてくださいと書いてあるので必ず電話しましょう。
オハイ見どころ4選

主な見どころは下記の4つ
- 崖上から見下ろす「オハイブルー」
- 柱状節理の断崖
- 九鬼町の漁村風景
- 蛇の口(船限定)
詳しく説明していきます
崖上から見下ろす「オハイブルー」
崖の上から見下ろすと深い青とエメラルドが混ざった海、通称オハイブルーを見ることができます。
晴れた日は特に青くなり行く人は120%ここを目指しますよね!
柱状節理の断崖

火山活動でできた巨大な岩の柱が並ぶ景色を見ることができます。
オハイとこの柱状節理の断崖の写真映えは最高なので記念写真を撮るにはうってつけの場所です。
九鬼町の漁村風景
出発点となる九鬼漁港は昔ながらの漁村で雰囲気が最高です。
登山後やクルージング後に出発地の路地歩きをしてみると面白いですよ!

僕のおすすめは登山後の海鮮BBQで、
「浜焼き屋」という場所では、海を見ながらBBQができるので疲れも吹き飛びますよ!
蛇の口(船限定)

船限定で↑の写真にいけます。ここは崖と崖の間にできた細い海の道で、船でしか入れないスポットで、切り立った岩に挟まれた非日常感がすごい場所です。
ベストシーズン・時間帯

ベストシーズンは春と秋!登山に快適な温度です。夏は登山の時めちゃくちゃ暑いのでおすすめしません。
おすすめの時間帯は午前中。午後でも見えますがオハイブルーがよく見えるのは午前と言われています。
注意点

注意点は下記の5つ
- 天気と海況のチェック
- 崖周辺での行動
- 完全に登山感覚
- 野生動物・虫対策
- トイレ・飲み物
それぞれ詳しく説明していきます
天気と海況のチェック
オハイブルーは晴れた午前中が最も美しく見えるため、天気予報の確認は必須です。
また、雨の日や前日に雨が降った場合、登山道は滑りやすくなり危険度が増します。
崖周辺での行動
オハイの崖周辺は柵や手すりがない場所が多く、切り立った断崖です。風が強い日は崖付近でバランスを崩す危険があるため、風にも気をつけましょう。

特に写真撮影時は、スマホやカメラの落下に注意が必要です。崖の下は回収不能な場所が多く、一度落としたらほぼ戻ってきません
首にかけられるスマホケースを使うと安心です!両手が自由になるので撮影も歩行も安全性が高まります。
装備は「軽登山」レベルで
往復4時間はかかるため完全に登山レベルです。軽装・サンダルなどは絶対NGです。

野生動物・虫対策
周辺は自然豊かで、熊の目撃情報があります。熊鈴など音が出るものを携帯すると安心です!
夏場はハチ・アブ・蚊などの虫が多いため、長袖・長ズボンの着用や虫よけスプレーを活用しましょう。
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トイレ・飲み物
冒頭でも説明した通り徒歩でオハイに行く方は、トイレと飲み物を買う場所がありません。
トイレは必ず行き、飲み物は1.5リットル以上持っていくことをおすすめします!
よくある質問
- 子どもも登れる?
-
往復5時間程度かかるため、体力に不安がある場合は船がおすすめです。
- 雨の日でも行ける?
-
徒歩でも行けますが、景色も悪く危ないので行かないほうがいいです。
船の場合は当日判断になります。
詳しくは予約ページを見てください
- 所要時間の目安は?
-
歩きの場合、往復時間は4〜5時間
実際に行ってみた感想

今回僕は、徒歩でオハイを目指しました。
結論から言うと――かなりしんどかったです。
最初は「軽いハイキングかな?」と思っていましたが、実際は完全に登山。木の根っこや岩でデコボコした山道を1時間半以上歩き続けるので、体力がない人はけっこうきついと思います。
途中は森の中をひたすら歩くので道を間違えたんじゃないか、「本当に着くのかな?」と不安になる瞬間もありました。

中盤の休憩所で青い海がチラッと見えた瞬間はテンションが一気に復活しました。
崖の縁に到着すると、目の前に広がったのは、写真で見た鮮やかすぎる青ではなく普通の海…。この日は曇りだったので太陽の光がないと青く見えませんでした。
なので完璧なオハイブルーを見たい人は晴れの日にいくことをおすすめします。
ただ、「自分の足でここまで来た」という達成感と、唯一無二の景色に出会えた感動は大きかったです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
三重県・尾鷲市の秘境「オハイブルー」は、歩いても船で行ってもそれぞれに魅力がある特別な場所です。
最近密かに人気が出てきている自然の迫力と秘境感を味わえるオハイは、2025年の三重旅行で絶対にチェックしてほしいスポット。
体力や旅のスタイルに合わせて、自分に合った方法で「奇跡の青」を見に行ってみてください。